2015年2月19日木曜日

経営革新の本当のメリットは


前任の篠山市商工会時代。
一度だけ経営革新に関わりました。
職員が2人1チームになって、会員事業所の経営革新の取組みについて支援しました。
そのときはチームメイトが中心にやってくれて、僕は応援?くらい。
だから本当に経営革新にどっぷり関わったのは、今回が初めてでした。
そして今年度の最終〆切日の今日、これまた異動してはじめての県民局(北播磨)に「どうせなら」と直接伺って提出してきました。

経営革新のメリット。
それは事業者にとって、革新的な取組みを公に認証してもらうこと。
それは事業者にとって、低利な融資を受けることが可能になること。
それは事業者にとって、いろんな補助制度などを受けられやすくなること。
もちろん事業者にとって、こんな風にメリットはいろいろあります。

そして。
自らが考えた事業について、事業計画を作り込んでいくこと。
これってけっこう大事なことなんだと思います。

そして。
これが、僕ら商工会職員にとっても、とても重要なことだと思ったのです。

会員さんがやりたいことを、一緒になって筋道を通して考えていく。
今の課題はなんなのか。
やりたいことは新しいことなのか、独自性があるのか。
市場はいったいどんな状況なのか把握できているのか。
そして実現性はあるのか。
どんな計画で進めるのか。
売上計画はどうか。
それに伴う利益はどのくらい算出するのか。

別に革新的なことという経営革新に当てはめることなく、こうやって会員さんと、とことん話して事業計画を創り上げていく。
これこそが醍醐味だな〜、この時間が大切なんだな〜と、提出した後の帰りの車の中で考えていました。
とっても勉強になった、と。

といっても提出したことがゴールでは決してありません。

これからです。
見事承認され、立案した計画のもと進めていくのです。
これもまた二人三脚のように。

計画書を創り上げていくのはホント大変なことだけど、こうやって会員さんと一緒になって考えていく、そして実践していく、サポートしていく。

「革新的」なこと以外にも、経営革新のメリットはあるんだな、と。


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