2012年11月28日水曜日

歴史の中に生活があること

これは、篠山市の観光パンフレットの表紙。
この写真は、もうずいぶん前の写真だと思うけど、篠山というまちをとってもよく表していると思う。

「歴史あるまちなみの中に、ふつうの生活がある」

まさにそんな感じ。

このまちなみだけでなく、篠山城跡の城跡内には小学校がある。
少し前までは城跡内に中学校もあった。
そしてもっと前は、外堀周辺(市役所の場所)に高校もあったらしい。

昔は、なんと城跡近辺に、小・中・高校があったというのだ。
なんということか。

城跡にはたくさんの学生がいて、勉強をし、部活をし、楽しんでいた。そして帰り道には商店街があった。

今はもう小学校(幼稚園もある)しかなくなってしまったけど、今日、商工会員さんと話をしていて、改めてそのすばらしさを実感した。

城跡に小・中・高校のあるまち。
美術の授業で石垣の上から絵を描いたり、部活で堀周辺をランニングしたり、若さあふれる学生たちが、歴史ある場所で学生生活を過ごす。

子供たちにとっても、そして親たちにとっても、そしてまちにとってもすばらしい文化だったんだな~



今でもこの写真の場所である河原町で小学生たちの下校に出くわしたとき、「帰りました~」って言葉をかけられる。
「おかえり」と返す。

そういう何気ない光景の場所にお店があり、生活があり、歴史がある。
時代とともに変化しながらも、変わらない暮らしがあるまちでありたいな。

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